公開日: 2026-05-20
シードフレーズの安全な保管方法5選
12〜24単語のシードフレーズ(リカバリーフレーズ)を、生前の盗難リスクと死後の引き継ぎ不能リスクの両方を下げて保管する方法を比較解説。
シードフレーズ保管のジレンマ
シードフレーズは(1)秘匿性を高めると家族に引き継げない、(2)家族に共有すると生前の不正利用リスクが上がる、という二律背反です。「死んだら家族にだけ届く」設計が必要です。
方法1: 金属プレート + 銀行貸金庫
Cryptosteel や Billfodl などの金属プレートに刻印し、銀行の貸金庫に保管。火災・水害に耐え、家族は相続手続きで貸金庫を開けられます。コスト: プレート1万円 + 貸金庫年1万円。
方法2: 紙 + 自宅金庫 + そなえナビ
紙に書いて自宅の耐火金庫に保管し、そなえナビの「鍵」エリアに「○○の金庫にビットコインのシードあり」と保管場所のヒントだけを残します。シードフレーズ本体はそなえナビには記録しません。
方法3: そなえナビの暗号化保存(推奨)
そなえナビのシードフレーズ専用フォーム(/sonae/digital-assets/crypto)で、マスターパスワード設定後にクライアント暗号化して保存。家族は緊急アクセス申請後の待機期間(標準30日)経過で復号できます。マスターパスワード自体は当社サーバーには届きません。
方法4: Shamir's Secret Sharing で分割
Trezor Model T 等が対応する「シャミアの秘密分散」で、シードを N 個に分割し、復元には K 個必要、という分散保管。家族3人に1枚ずつ渡し、復元には2人の同意が必要、といった設計が可能。技術的ハードルは高め。
方法5: パスフレーズ(25番目の単語)
BIP39 標準の Optional Passphrase を設定し、24単語は家族と共有しつつパスフレーズだけは別経路(弁護士・遺言書)で引き継ぐ。これにより、24単語の漏洩だけでは資産にアクセスできなくなります。中級者向け。
やってはいけない保管方法
下記は生前または死後に致命的トラブルを引き起こす保管方法です。
- LINE・メール・SMS で平文送信(プラットフォーム漏洩・スクショリスク)
- Google Drive / iCloud / Dropbox の平文ファイル(クラウド漏洩リスク)
- メモアプリ(端末紛失・写真撮影リスク)
- 終活ノートの記述欄に直書き(盗難・遺品整理業者リスク)
- そなえナビの「家族向けメモ」欄(必ず暗号化されるシードフレーズ専用フォームを使用)
よくある質問
- Q. そなえナビの暗号化保存は本当に安全ですか?
- A. PBKDF2-SHA256 600,000回 + AES-256-GCM で暗号化されます。マスターパスワードは送信されず、当社運営者でも復号できません。詳細は<a href='/sonae/security/whitepaper'>セキュリティ仕様</a>をご確認ください。
- Q. 貸金庫と自宅金庫、どちらが安全ですか?
- A. 盗難・火災耐性は貸金庫が上、引き継ぎの容易さは自宅金庫が上です。資産規模により判断してください。億単位なら貸金庫推奨。
- Q. 12単語と24単語、どちらを使うべきですか?
- A. 標準は12単語で十分な安全性(128bit)です。24単語は将来の量子コンピュータ耐性(256bit)を意識する場合に。
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