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公開日: 2026-05-20

ネット銀行の死亡時凍結と相続手続き

楽天銀行・住信SBIネット銀行・PayPay銀行など、店舗を持たないネット銀行の死亡時凍結と相続手続きを、家族が困らないようにする生前準備とともに解説。

ネット銀行は店舗銀行より家族にとって難しい

通帳・キャッシュカード・ハンコがない(または希薄な)ネット銀行は、口座の存在自体が家族に知られていないケースが多発します。死亡通知がない限り銀行側も凍結しないため、自動引き落とし・自動入金が継続し、後から大口の動きを発見した家族が混乱します。生前に「どの銀行に・何の目的で・どこにログイン情報のヒントがあるか」を残すことが最重要です。

凍結のきっかけと現状

ネット銀行は通常、家族が死亡を電話・書類で連絡した時点で凍結します。マイナンバー連携や役所からの自動連絡で凍結する仕組みは現状ありません。家族が口座の存在を知らないまま数ヶ月〜数年経過するケースは少なくありません。

  • 家族からの死亡連絡 → 即時凍結
  • 預金保険機構・銀行間の自動連携 → 現状なし
  • 5年放置 → 「休眠預金」として国庫管理(民間公益活動促進法)

生前にやるべきこと

そなえナビで以下を整理しておくと、家族の相続手続きがスムーズになります。

  • ネット銀行名と用途(生活費・投資・副業 等)を「お金」エリアに登録
  • ログインID・パスワードの『保管場所のヒント』を「デジタル」エリアに(パスワード本体は当サービスでは預かりません)
  • 二段階認証デバイス(スマホ・トークン)の所在を「鍵」エリアに
  • 残高の目安(家族が手続き優先度を判断できる粒度)を家族向けメモに
  • 万一の希望(解約してほしい/継続してほしい)を「希望事項」に

家族が手続きを開始するときの流れ

死亡連絡後、銀行から相続手続き書類が送られてきます。

  • STEP1: 銀行コールセンターに死亡連絡(口座番号がわからない場合は本人確認情報で照会可)
  • STEP2: 相続手続き書類一式が郵送される
  • STEP3: 戸籍謄本・遺産分割協議書・実印・印鑑証明書を準備
  • STEP4: 書類を返送 → 残高証明書発行 → 払戻し(指定口座へ振込)

ネット銀行の主要サービス別の特徴

サービスにより必要書類・受付窓口が異なります。各行公式の最新情報を必ず確認してください。

  • 楽天銀行: 専用相続手続き書類あり、コールセンター対応
  • 住信SBIネット銀行: 来店不要・郵送完結、相続関係書類のチェックリストPDFあり
  • PayPay銀行: コールセンター → 専用センターで手続き
  • auじぶん銀行: KDDI窓口経由でも受付可
  • ソニー銀行: 専用相続デスクあり

よくある質問

Q. パスワードを家族に直接渡して引き出してもらうのは違法ですか?
A. 銀行利用規約違反です。さらに死亡後の出金は「相続財産の費消」とみなされ、後の相続人間で大きなトラブルに発展します。必ず正規の相続手続きを経由してください。
Q. 5年以上放置すると本当に休眠預金になりますか?
A. 最終取引から10年で休眠預金移管制度の対象です(民間公益活動促進法)。本人や相続人は引き続き請求可能ですが、手続きが煩雑になります。
Q. 家族が口座の存在を知らない場合、どう調べればいいですか?
A. 通帳・カード・メール(〇〇銀行を含むサブジェクト)・スマホアプリ・確定申告書(利子の源泉徴収)・年末調整書類などから類推します。生前にそなえナビに記録しておくのが最も確実です。

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